精神障害

過去の話

軍手しか知らない男

20歳33話 バイトを始めて初めての本格的な冬に突入した。この時期バイク通勤がとにかく辛い。車と違って体は晒されているのでとにかく寒い。バイクを走らせて一分もしないうちにハンドルを握る手がかじかんできて冷たいよりむしろ火傷した時のように手が...
過去の話

OFF THE MAP

20歳32話 最近バイトの出勤途中に銀行に寄ることが多くなった。何の事はない店長から硬貨の両替を頼まれたのだ。なんで僕がこんなことをしないといけないのかと少しは思ったが、バイト先は店自体が何に対してもルーズでまずシフト表が存在しないし、給料...
過去の話

新年明けません

20歳31話 12月下旬彼女に留学の事を打ち明けた。彼女は彼氏の突然の表明に若干の戸惑いを見せた直後、物寂しさを感じた様子で、彼女自身は彼氏の人生の蚊帳の外に置かれた状態に感じていたんだと今になって思う。お互いその話については深掘りせずに取...
過去の話

スピード違反

20歳30話 いつもバイト終わりにバイト仲間と一服してその後することは自分の原付バイクのガソリン残量を確かめる事だった。乗っていたバイクはリトルカブでシートの下にガソリンタンクがありガソリンメーターはタンクに付いていてシートを開けて残量を確...
過去の話

笑ってはいけないシリーズ

20歳29話 早いもので2003年が終わろうとしている。クリスマスシーズンを前に街はにわかにざわめいてきて僕自身も何故だかそわそわしてきた、毎度のことである。そんな街を僕は徘徊していた、特にしたいことはない。昼夜逆転生活もたまには飽きてきて...
過去の話

走馬灯

20歳28話 改めて専門学校生活は一瞬だったなと思う。走馬灯という言葉があるが走馬灯に丁度良い長さだと思う。でもまぁ一年半の学生生活なりに色々あった。忘れる前にこまごまと思い出しておこう…入学式から始まって、仲良くなったクラスメイトと行った...
過去の話

任務完了

20歳27話 自分の机の上に留学サポートセンターから貰った資料が無造作に置かれている。僕はそれを眺めながらホッとし、何かやり遂げた後のような満足感と安心感にしばし浸っていた。何をやり遂げたかというとこの何もない人生で何かをしたことだ。人生に...
過去の話

小旅行

20歳26話 「イギリス留学に興味があるんですけど…」追い詰められた債権者が夜逃げの相談を闇業者にこっそりするように会話を始めた。向こうの電話口で女性の人がいきいきと「そうなんですね、弊社のホームページはご覧にいただけましたか?」と、僕の内...
過去の話

鍋さんと同じ道へ?

20歳25話 街の中心部から二駅位離れたJR線の駅を降りた僕は携帯電話のメールボックスをたびたび確認し待ち合わせ場所に来るかどうか分からない鍋さんがいる場所へ駅から南へ向かった。バイト中いつものように鍋さんと談笑していて思ったより話が盛り上...
過去の話

深夜番組とチキンラーメン

20歳24話2003年がもうすぐ終わろうとしている、学校退学後(厳密には二年分の学費を払ってもらっているので在学している期間は2004年まで)僕の生活は明らかに昼夜逆転をし始めて起きている時間が昼から夜に知らず知らずのうちに移って行った。夜...