過去の話

元カノと散歩

22歳59話 街の中心から二駅ほど西にあるJR駅で元カノと待ち合わせをし、その後落ち合った二人は挨拶もそこそこに歩き出した。元カノはすでに働いており兄弟と隣の県で暮らしているそうだ。福祉系の仕事で毎日残業があること、少し変わった会社なこと、...
過去の話

ジィー君となんぞう

22歳58話 いつもの幼馴染と三人で深夜近くの公園で酒を飲みながら僕は不意に「俺語学留学行くのよ」と語気を強めてジィー君に言った。勇気のいる言葉だったし、自分でプレッシャーをかけながら自戒の意味も込めてはっきりとその言葉を放った。そうすると...
過去の話

中村俊輔のいる場所

22歳57話 『やべっちFC』は、テレビ朝日系列で放送されていたサッカー情報番組で、MCはお笑いコンビ・ナインティナインの矢部浩之が務めていて、正式名称は「やべっちF.C. 〜日本サッカー応援宣言〜」内容はJリーグの試合ダイジェストや選手イ...
過去の話

気まずい正月

22歳56話ニートになって初めての正月(正確に言えば二回目で一回目は専門学生三年生として正月の親戚の集まりに参加した)なので親戚のおっちゃんから今何しているのと聞かれると答えづらく、「今は何もしていないのよ」と力なく答えるほかなかった。周り...
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ルーティンワーク 後半

22歳55話両親の寝室で録画用のDVDを手に取りハードディスクレコーダーにセットした。衛星映画劇場というNHKで放送されていた番組をDVDに焼き付ける作業が始まった。この番組は毎日放送されていてそれを先ずハードディスクに録画しそれを同じレコ...
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ルーティンワーク 前半

22歳54話 カーテンを突き抜けた西日の熱い日差しでいよいよ目覚めなければならないようだ。何時間前だろうか?おばあちゃんが二階のベランダに出て洗濯物を干している音も聞いていたはずだった、それは半ば夢の様ですぐにまた僕は眠りについた。そして目...
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置き忘れた思い出、旅行とワールドカップ

そういえば専門学校に入ってすぐ日韓ワールドカップが開催されていた。地元のサッカー競技場が試合会場として使われ僕はクラスメイトと共に競技場近くまで見に行ったんだっけ。競技場近くには海外から多くのサポーターが自国のチームを応援しに来て、会場周辺...
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妄想留学

22歳53話 相部屋での生活、学校に行くバスの降り際に運転手に挨拶、バイト漬けの毎日。自室の布団の中でこんな妄想をしてみる。未来の自分、そして日本に凱旋した誇り高き自分を想像しては目を閉じてまた眠りについた。いつまでこんな人生が続くのだろう...
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夜行性の二人組

21歳52話 久しぶりの幼馴染との宴、アルコールも入らず宴もたけなわになってきたところで、自分となんぞうとで夜中にドライブをすることになった。行き先は不明、ただ飽きるまで東を目指した。住宅街を下り山沿いに東へ車は走り出した。自動車免許を取っ...
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身体が出ない

21歳51話身体が家から出ない。本格的なニート生活になって本当に家から出なくなった。毎日寝て起きてタバコを吸って、おばあちゃんにご飯を作ってもらってそれを食い、自家製アイスコーヒーを冷蔵庫から取って来てそれを飲みながらタバコを吸う、それしか...