一体全体何があったのか

24歳65話

 23歳から24歳になるまでの記憶があやふやだ。自分がこの一年どう過ごしてどう時間を辿ってきたのか分からない。それまであった出来事が半年前の事だったのか一年前の事だったのか、ニートになりたての時期に起こった事だったのかが曖昧で訳が分からなくなってきた。時間の流れとは今の自分にとって何か?それは毎朝両親の出勤の時であり、祖父母の家事をする日々のルーティーンだったり、最近ではなんぞうが大学二年生になったり、そのなんぞうが体育の授業で足を骨折し入院したりした出来事が僕にとっての時間の流れであったりする。朝の太陽とか、昼間窓から入ってくる心地よい風、夜の暗さなんかではもはや時間の流れを感じる事は出来なくなってきた。太陽を軸にしそれを共有しながら生きている社会人、学生、子供、とは違う。なるほどなー、社会って太陽を軸に周っているといってもええんか?社会と関わりのない俺が太陽や季節、自然に対して身体が無関心なのは理にかなってるんやな。社会で生きていると何かしらのイベントが発生しそれを区切りにまた何かが始まり次のイベントがまた来る。そうやって何年経ってもその人生を振り返るとイベントがある限り自分のなかの人生の時系列は立てられるわけや、それに引き換え俺の人生にイベントなんかがないだから振り返ったところでそこはまさに何も無い更地なわけや、おぼろげながら蜃気楼が見えるといった具合やね。その時の虚無感は必死に胸の奥にしまうんやけど、毎年これがだんだん辛くなってきた。

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